6年生、「学校探検」でも大活躍

 「ここは怪我をしたら来る保健室だよ。」「職員室は静かにね。」「これから階段を上がるから気を付けてね。」

少人数グループに分かれて、6年生が1年生と共に校舎内を巡る学校探検。手をつないで歩いたり、腰をかがめて視線を合わせ、わかりやすい言葉でゆっくり説明したりするなど、6年生は相手のことを思いやって工夫しながら取り組んでいました。

「私たちは、学校探検をやったことがないんだよね。」と、ある6年生。そうです。この6年生が入学した5年前の春は、世界中で新型コロナウイルスが猛威をふるい、全国の小中高等学校等が臨時休校となっている状況でした。

今は当たり前となっている‘日常’が取り戻されるまでの日々を改めて思い起こしました。

自分たちが経験したことのない活動を、まるで経験したかのように自信をもって立派にこなす6年生は素晴らしいです。

 毎朝、1年生の教室を覗くと、同じフロアに教室がある6年生が自主的にやってきて、ランドセルの中から教科書を取り出すのを手伝ったり、優しく話しかけたりするなど様々なお手伝いをしています。

 異学年交流が、特別なイベントとしてだけではなく、ごく自然に日常的にも行われており、心温まる優しい風が吹いています。