どんど焼き(百合が丘地区)が行われました!

 

午前中から地区の役員の皆さんが集まって左の写真ようにやぐらを組み、午後のどんど焼きの準備をされていました。

私が生まれ育った大磯町の虫窪という地区では、かつては道祖神の祀られている辻ごとに近所の数軒が集まってどんど焼きをしていました。小正月にちなんでいたのか祝日で集まりやすいからだったのかはわかりませんが、1月15日と決まっていました。すでに学校で書き初めをしているので、清書した作品ではなく「失敗作」を家に持ち帰っていて、その書き初めや正月飾りや御札、だるま、買い替えたお守りなどを枝葉と一緒に燃やしていました。なぜこの日だけはお守りなどを燃やしていいのか不思議に思い祖父に尋ねたところ、「神様の前で燃やすかがり火だからいいんだよ。でも、たき火とかで燃やしたらバチが当たるぞ。」と教えられ、バチが当たるのは絶対イヤだし怖いから肝に銘じたので、今でもよく覚えています。

さて、昨年は中止、今年はできるスタイルでということで、お汁粉や豚汁などの振る舞いはなく、団子は焼いたらその場で食べずに、家で食べると言ったルールの元で実施されました。例年に比べて集まった人数は少なかったですが、天気にも恵まれ、実施できて本当に良かったと思います。50年以上前の出来事を少し書きましたが、今日の光景を見た子どもたちも50年経ってもどんど焼きの光景だけでなく、誰と一緒に行ったとか、どんな話をしたとか、きっと覚えています。そして、ふるさと百合が丘への愛着心がしっかりと育まれたはずです。大変だったでしょうが、役員や関係者の皆様、消防分団のみなさま、お疲れさまでした。地域の絆づくり、子供の思い出づくり、ご苦労さまでした。